守り神との暮らし〜民俗学・現象の考察〜

元巫女助勤経験者による不思議体験伝承日記

そもそも巫女とは?

 

略歴

https://sakura888.hatenablog.com/entry/2024/06/03/065337

 

そもそも「巫女」とは

 

皆さんもよく神社(稀にお寺でも)で
見かける緋袴に白衣の「巫女」さん。
 
今回はその「巫女」の役割について
ご紹介していきます。
 
 
 
 

巫女の役割

 

「巫女」にもさまざまなパターンがあり、
時代とともにその役割は変化してきました。
私が読んできた民俗学の書籍では、
 
①古代の巫女
②現代の巫女
 
で役割が変わったとあり、
ざっくり書くと
 
①古代の巫女

・神殿巫女(性的呪術)

・口寄せ(先祖霊)
・神がかり(憑霊)
・託宣
・祈祷(豊作祈願、病気平癒、雨乞等)
・呪い(まじない&のろい)
 白&黒/光&闇 呪術行使
式神の使役(信仰する存在、縁ある霊の力)
・呪具の使用による祓いや祈祷(梓弓、鈴等)
鎌倉時代、寺社が破綻し、
多くの巫女を抱えられなくなる。
生活の糧を求めて旅に出る巫女が現れ
「歩き巫女」と呼ばれるように。
 
A.歩き巫女(全国で布教や口寄せ)
→長野の歩き巫女が有名
→女忍者の発生(くノ一)
 スパイ、諜報活動‥敵情をひそかに探り報告
 
この時代は託宣ブームとも言えるほど、
様々な巫女が「口寄せなさらんか」と
各地を歩きながら、行っていたようです。
チャネリング等は実は
昔から隆盛があり、今に始まったことではないのです。
 
 
ご参考までに
日本巫女史』より
 
式神様みたいな例が出ていてびっくりしました!
うちにたまたま来た存在です💡
 
 

 

 
そして、
 
 B.尼僧
 
も各地の寺社に誕生。
さらに、
ここで衝撃の事実を
お伝えします。
 
AもBもCも・・泊まりつつ
春をひさぐ者が発生(!!)
 
 
 
生活のために(あるいは堕落か)
娼婦へと役割が変化した巫女もいたようです。
あと、
行者と駆け落ちあったらしい…!!恋の矢
キャ~!!(///ω///)(笑)。
 
全国を布教しながらの生活は
かなり大変だったと思いますが、
駆け落ちとか、ドラマみたいですね!
 
 
なので、冷静に考えると現代の「パパ活
も古代にさかのぼると似ている?のか…?!
とか考えてしまいました。
ちなみに、人間の最古の職業は娼婦だそう。
 
 
 
 
話を戻し、巫女にもいろいろありましたが、
中でも霊媒的役割の巫女はこのような流れの中でも、
求める人々に「神霊から降ろした言葉」を
お伝えしたり、「先祖霊からの言葉」を
お伝えしたりしていたようです。
 
古代は特に
のイメージが強いかもしれません💡
 
 
 
とはいえ、古代は巫女的存在が供物になったり、
人身供犠的に利用されたりと何かの民俗学の本で読んだ記憶もあるので、なかなか、
 
・「きれいな仕事」ばかりしていたのではない。
・時に「汚れ役」
・「穢れを押し付けられる役まわり」
 
などもあったのではないかと推察しています。
 
 
 
 

託宣状態は2種類

 
また、霊媒的巫女の託宣の時は、
A.トランス・チャネリング(自我なし)
B.コンシャス・チャネリング(自我あり)
 
と2種のチャネリング(託宣)パターンがあり、
それは行う巫女(霊媒体質者)のタイプにより
変わります💡
チャネリングタイプでも巫女の体質により
託宣方法や接触方法が変わると分かりますね。
 
 
私の例でいうと、今より体質のコントロールが難しかった時、昇殿参拝や護摩の際、
 
①「声の良い神主」の祝詞
②「声の良い僧侶」の真言
※不思議ですが、声の質によるみたいでした
 
で度々トランス状態になりかけ、なんとか意識を持っていかれないようにして防いでいました。
声の波動の相性が良い方だと、祝詞と御経に集中した際に意識が変わっていくふわふわした感覚があり、
(これがトランス状態か、なるほど💦)
 
と半分怖くも勉強になった体験があります。
当時10代後半でしたが、自分でない何かになるんじゃないかという恐怖というか、
ひっそり潜り込んでいた霊体が顕在化するのが、1番怖いと感じました。
そのため、そうならない前に関係ない霊体を体内に入れぬよう気を張ったり、日頃から内観し、邪霊や邪心に打ち勝てるよう気をつけないといけないんだなと分かりました💡
 
 
 
 
そして、現代の巫女です。
 
②現代の巫女
神職の補佐
・神社の清掃
・お守りや御札の授与
御朱印、筆耕
・結婚式
・神楽舞
・茶道、華道習得など
 
古代で必要とされた託宣や祈祷の類は行わず、
神職や神事の補佐を中心とした役割へと変化しました。
 
そして、番外編となりますか、
古代の巫女に求められた「託宣」「祈祷」は
現代では、
 
③民間の祈祷師・
霊媒師・霊能力者
 
がその役割を担っていると考えられます。
つまり、人間が抱える多くの不安や悩みは
民間の祈祷師や霊媒師、霊能力者
の元へ打ち明けられ、助けていただく流れが
現代でも根強く残っているのではないでしょうか?
 
 
 
私も人生の岐路に立つ度、
その時、その時に、ご縁いただいたお坊さまや霊能力者さまに助けていただいたことがあります。
周りにも祈祷師の祖母がいる友人がいたりと
案外身近にいらっしゃることもあり、
 
世間には「そんなの信じられない」と
マユツバで一蹴される人々もいらっしゃいますが、
私は、
 
 
「ガチの存在に会ってみたら分かる。」
「こちらが考えてること、
 昨日家族が身内だけに言ったことを、
 そのまま言う方がいらっしゃる」
「遠隔で対処できる方もいらっしゃる」
 
 
と、お伝えしたいなと思っています。
 
 
やはり、実体験を通じると確信が得られ、
疑い深い私でも、さまざまな現象や体験を
繰り返してきた中で、
 
「信じざるを得ない」
 
 
というのが、素直な感想です。
そのため、このような不思議体験や、
世間に書かなくて良いような心霊・式神エピソードまで書いているのは、
 
◎あの世があることを伝えたい
◎死んだら終わりじゃないこと
◎見守る存在や意識体がいる
◎生きていればなんとかなるから生きろ
 
 
と実際の体験を通じて、このようなメッセージを発信したいと思っているためです。
 
・自分のこれまでの出来事
・不思議体験(奇怪な現象)
 
このような内容を書くことは正直、躊躇する時もあります。
しかし、書くことで、何か少しでも身近な方や御縁ある方が希望や楽しみを持てれば、これまでの体験が良い形で活かされることもあるかなと、そんな思いから「不思議体験」も包み隠さず書いています。
そして、何より生きる希望に繋げてもらえたらと思うのです。
 
 
私たちにはこのような見えない世界も
実は、隣り合い、実在しているのです。
 
 
 
だから、希望を持ち、「亡くなったら終わり」
だなんて考えずに、
 
死後をも快適に生きられるために
今の現実をしっかり生き、
私たちの芯の強さを養いながら、
楽しみを見つけていきたいですね。
※死後の行先も現世の生き方で決まる。
 そんな確信があります。
 
 
そんなエールを贈り、締めたいと
思います。
(神殿巫女や駆け落ち云々からのスタートでしたが、
 最後は真面目に結ぶことができました^^)
 
 
 
参照先データ
日本巫女史無料で閲覧できます💡
 
 

昔も今も、根本は

一緒なのかもしれない

だから、歩き巫女や託宣ブーム

があり、現代でも

スピリチュアルブームが加速する

 

人間はどこかで

人智を超えた「何か」を

信じている気持ちが

あるのかもしれません

 

 

 

 

 

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